家のWi-Fiが繋がっているのに速度が遅い原因は?7つの対処法を解説

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自宅などでインターネットを利用していて、Wi-Fiが繋がっているのに通信速度が遅いと感じた経験はないでしょうか。Wi-Fiに接続していても通信速度が不安定になってしまう場合、様々な原因が考えられます。

状況からWi-Fiが遅い原因を特定し、適切な対処法を実践することが大切です。本記事では、Wi-Fiの通信速度が遅くなる7つの原因とその対処法を解説します。通信速度にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

Wi-Fiの速度が遅い7つの原因


家のWi-Fiが繋がっているのに通信速度が遅くなる場合、主な原因として以下の7つが考えられます。

Wi-Fiの電波が遮られている
Wi-Fiの電波が干渉されている
Wi-Fiに接続しているデバイスが多すぎる
Wi-FiルーターやLANケーブルの規格が古い
Wi-Fiルーターやデバイスに不具合が起きている
やり取りしているデータ通信量が多すぎる
回線そのものが遅い

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

Wi-Fiの電波が遮られている

壁や家具などによって、Wi-Fiの電波が遮られている可能性があります。以下のような素材はWi-Fiの電波を弱くしてしまうため、注意が必要です。

金属
コンクリート
断熱材
木材

Wi-Fiルーターとデバイス(パソコン・スマホなど)との間に、上記の素材でできた壁や家具などの障害物がある場合、Wi-Fiの電波が弱くなってしまうことがあります。

Wi-Fiの電波が干渉されている

家電製品などが発する電波がWi-Fiの電波に干渉してしまうことで、Wi-Fiの速度が遅くなることがあります

電子レンジなど、電波を発する家電製品はWi-Fiの電波と相性が悪く、Wi-Fiがつながりにくくなってしまうことがあるため、設置場所に注意しなければなりません。

Wi-Fiに接続しているデバイスが多すぎる

Wi-Fiには複数の端末を接続して利用することができます。ご家庭でインターネットを利用する際には便利な機能ですが、接続している端末が増えれば増えるほど、1台のWi-Fiルーターで処理しなければならない通信の量が増えてしまいます。その結果として、Wi-Fiの速度が遅くなることがあります。

Wi-FiルーターやLANケーブルの規格が古い

Wi-FiルーターやLANケーブルには規格があり、それぞれ最大通信速度が異なります。2024年現在、Wi-Fiの規格は第1世代から第7世代まであり、新しい世代ほど速くなっています。

世代 規格 最大通信速度
第1世代 IEEE 802.11 2Mbps
第2世代 IEEE 802.11a 54Mbps
IEEE 802.11b 11Mbps
第3世代 IEEE 802.11g 54Mbps
第4世代 IEEE 802.11n 660Mbps
第5世代 IEEE 802.11ac 6.9Gbps
第6世代 IEEE 802.11ax 9.6Gbps
第7世代 IEEE 802.11be 46Gbps

Wi-Fiの速度が遅い場合は、Wi-FiルーターやLANケーブルの規格が古くなっている可能性も考えてみましょう。

Wi-Fiルーターやデバイスに不具合が起きている

Wi-Fiルーターやデバイスに不具合が起きている場合も、Wi-Fiの速度が遅くなることがあります

例えば、長時間使い続けることでWi-Fiルーターの内部に熱がこもり、熱暴走が起こっているケースが考えられます。不具合を放置すると、Wi-Fiの速度が遅くなるだけではなく、ルーターやデバイスの劣化や故障の原因になる可能性もあります。

パソコンやスマホなどのデバイス本体に不具合が起きているケースもあるため、Wi-Fiルーターとあわせて確認してみましょう。

やり取りしているデータ通信量が多すぎる

Wi-Fiに接続しているデバイスの数が少なくても、やり取りしているデータ通信量が多すぎる場合は速度に影響が出ることがあります

オンラインゲームや動画視聴のように、大量のデータ通信が発生する用途で使う場合は注意しなければなりません。

回線そのものが遅い

契約している回線そのものが遅い可能性も否定できません。回線に一時的な障害が発生している可能性もありますが、日常的に速度が遅く、様々な対処法を試しても速度が改善しない場合は、回線そのものの品質が低い可能性があります。

また、夜間や休日など、特定の時間帯に速度が遅くなる場合は、インターネット利用者の増加による回線の混雑が原因と考えられます。

Wi-Fiが遅い時に速度を確認する方法

Wi-Fiの速度が遅い時は、実際にどの程度の速度が出ているのか確認してみましょう。回線速度は、以下のWebサイトでチェックできます。

Speedtest
インターネット回線の速度テスト |Fast.com

また、Googleの「インターネット速度テスト」も速度を確認する方法の一つです。Webブラウザを使い、以下のような手順で簡単に確認できます。

1. Google.com にアクセス
2. 「インターネット スピードテスト」と検索
3. 「速度テストを実行」をクリック

インターネットを快適に利用できる速度の目安については、下記の記事をご覧ください。

>>インターネット回線を快適に使える速度の目安は?目的別の目安と注意点を紹介

Wi-Fiの速度が遅い時の7つの対処法


Wi-Fiの速度が遅い時は、以下の7つの対処法を試してみましょう。

Wi-Fiルーターの設置場所を見直す
接続するデバイスの数を減らす
Wi-FiルーターやLANケーブルの規格を見直す
Wi-Fiルーターやデバイスの再起動・アップデートを試す
周波数帯を変更する
有線接続に切り替える
インターネット回線の見直しを検討する

ここでは、それぞれの対処法について詳しく解説します。

Wi-Fiルーターの設置場所を見直す

障害物や電波の影響が考えられる場合は、Wi-Fiルーターの設置場所を見直しましょう。以下のような場所に設置するのがおすすめです。

インターネットを利用する頻度が高い場所
床より1~2m高い場所
家や部屋の真ん中に位置する場所

ルーターの設置が推奨される場所や、設置場所を見直しても電波が弱い場合の対処法については、下記の記事で詳しく解説しています。

>>Wi-Fi接続の感度を高めるルーターの置き場所|電波が弱いときの対処法も

接続するデバイスの数を減らす

Wi-Fiに接続しているデバイスの数を減らすことで、速度が改善する可能性があります。接続しているデバイスを確認し、本当に必要なものや、その時に使いたいデバイスを優先して接続するようにしましょう。

また、Wi-Fiルーターではなく、スマホを介してデータ通信を行う「テザリング」を使ってWi-Fiに接続している場合はとくに注意が必要です。複数端末の接続には向いていないため、接続する端末が多すぎると速度の低下やバッテリーの劣化が起こりやすくなります。

Wi-FiルーターやLANケーブルの規格を見直す

Wi-FiルーターやLANケーブルを新しい規格のものに交換することで、速度が改善する可能性があります。とくに、長期間同じWi-FiルーターやLANケーブルを使っている場合は最新の規格に対応していないことがあるため、注意が必要です。

買い替えを検討する時は、第5世代以上のWi-FiルーターやLANケーブルがおすすめです。また、Wi-Fiルーターをレンタルしている場合は、事業者に問い合わせることで交換できることもあります。

Wi-Fiルーターやデバイスの再起動・アップデートを試す

Wi-Fiルーターやデバイスに一時的な不具合が発生している場合、再起動によって解決することがあります。長時間の使用でWi-Fiルーターやデバイスに負担がかかっている可能性があるため、急に速度が遅くなった場合は一度再起動を試してみましょう。

また、Wi-Fiの速度が遅い場合、Wi-Fiルーターやデバイスのファームウェアのアップデートも試してみましょう。最新のバージョンではない場合、速度が低下する原因になることがあるため、ファームウェアのバージョンは定期的にチェックするのがおすすめです。

周波数帯を変更する

Wi-Fiの周波数を変更することで速度が改善される可能性があります。一般的に、Wi-Fiルーターには「2.4GHz帯」と「5.0GHz帯」という2つの周波数帯があり、それぞれ特徴が異なります。

周波数帯 特徴
2.4GHz帯 ・障害物に強い
・遠くまで電波が届きやすい
・家電製品でも利用される帯域のため、電波干渉を起こしやすい
5.0GHz帯 ・障害物に弱い
・遠距離では電波が弱くなりやすい
・Wi-Fi専用の帯域のため、電波干渉が起こりにくい

Wi-Fiルーターからの距離が遠い場合は2.4GHz帯を使い、Wi-Fiルーターの近くで安定した通信を行いたい場合は5.0GHz帯を利用するなど、使い分けが大切です。

有線接続に切り替える

様々な対処法を試してもWi-Fiの速度が改善しない場合、有線接続に切り替えるのも一つの方法です。無線接続よりも有線接続の方が安定しやすく、速度も速くなりやすいため、快適にインターネットを利用できるでしょう。

有線接続のメリットや無線接続との違いについては、下記の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

>>インターネットに有線LANで接続するメリットは?無線LANとの違いを解説

インターネット回線の見直しを検討する

古い回線を使用している場合や、モバイルルーターやテザリングのように速度が比較的遅くなりやすい回線をご家庭で使用している場合、回線の見直しも検討してみましょう

ご家庭でより高速なインターネット回線を利用したい方には、光回線がおすすめです。光回線は通信が比較的速く安定しているため、大容量のデータ通信量を消費するオンラインゲームやビデオ会議などでも快適に利用できます。

自宅でより快適にインターネットを楽しみたい方は、光回線への乗り換えも選択肢の一つとして検討してみましょう。

Wi-Fiの速度が遅い時は回線の見直しも検討しよう

Wi-Fiが繋がっていても速度が遅くなってしまう時は、電波干渉や一時的な不具合など、様々な原因が考えられます。速度が遅いと感じた時は、Web上で速度を確認してみましょう。回線速度の目安に届かない場合は、Wi-Fiルーターの再起動や接続デバイス数の見直しなどの対処が必要です。

様々な対処法を実践しても速度がなかなか改善されない場合は、回線そのものの見直しも検討してみてください。通信速度と安定性に優れた回線を利用したい場合は、光回線がおすすめです。

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